SUP(サップ)とはスタンドアップパドルボードの略で、ハワイ発祥のスポーツです。
大きなサーフボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進みます。
水上を散歩するような解放感と水上から景色を眺める高揚感など、サップには日常では味わえない魅力があります。
サップ(SUP)ボードの2種類は2種類あります。それぞれ特性があり、得意な環境やスタイルがあります。
【ハードボード】
固い素材(ウッド、樹脂、カーボンなど)でできたボードのことをハードボードといいます。固いという特性から長持ちしますし、ほとんどの環境でトラブルの少ないボードになります。インフレータブルボードに比べ重量が重いことや折り畳みができないことがデメリットといえます。
サップサーフィンや海での使用はハードボードがおすすめです。程よい浮力で風に流されにくく、ふらつきにくいです。
【インフレータブルボード】
空気を入れて膨らますタイプのボードをインフレータブルボードといいます。ゴム素材やターポリンなどの素材でできています。
空気を抜くと小さくできるので旅行など持ち運びに便利です。また柔らかい素材でできているので体をボードにぶつけたりしても比較的怪我をしにくいのもポイントです。
デメリットとしては熱い場所で空気膨張で破裂や岩にぶつけて破けるなど、一度壊れると応急修理はできるものの完治はできず使えなくなる可能性が非常に高い点が挙げられます。取り扱いに慎重にならないと簡単に壊れます。
強い素材のものもあり、リバーサップはインフレータブルが主流です。またサップヨガでは転んだ際に怪我につながりにくいのでお勧めです。
湖や穏やかな水上でおすすめです。流れに弱いということを注意して使いましょう。
迷ったらハードボードを選びましょう。
持ち運びや保管場所に余裕がある場合はハードボードが断然お勧めです。ほとんどの遊び方でハードボードのほうがパフォーマンスが高く、長持ちします。
サップ(SUP)はその手軽さにより愛好者も多くなっているスポーツです。その分海での遭難事故や川での事故も増えています。しっかりした服装や装備品を身に着けていれば防げることばかりです。しっかり準備してサップを楽しみましょう!
【服装(夏)】
ラッシュガードやスパッツなど直射日光を遮れるものがおすすめです。夏や暑い日は熱中症対策をしてサップを楽しみましょう!
【服装(冬)】
気温にあったウェットスーツをお勧めします。防寒対策は流されたときに助かるために重要な対策です。冬は風も強くなりやすく、想像以上に寒さで体力を消耗します。あったかい服装で快適にサップを楽しみましょう!
【服装(その他)】
岩や貝殻の多い場所ではマリンシューズもお勧めです。
【装備品(必須)】
サップを安全に楽しむために強く推奨する装備品があります。
①リーシュコード
サップボードと体をつなぐロープです。転んだときなどボードと離れてもリーシュコードで繋がっているので安心してサップを楽しめます。
②ライフジャケット
体につける浮力体です。転んだときにライフジャケットを着用していれば体が浮くので落ち着いて対処できます。
【装備品(おすすめ)】
③スマホ防水カバー
水上で写真を撮りたい場合や緊急時の連絡手段としてあると便利なグッズです。